【白露】伏見稲荷裏参道と小滝めぐり|シュウマイ奉行の案内記
皆の衆、よう参られた!
本日は拙者・シュウマイ奉行が、伏見稲荷の裏参道をご案内仕る。
表の千本鳥居は人波で賑わうが、裏手は竹林と滝音に満ち、静寂の趣ここにあり!
白露の候、山の気配
- 二十四節気:白露――夜気澄み、草に露を置く頃
- 花:萩・薄
- 旬の恵み:賀茂茄子、無花果、葡萄、新生姜
裏参道散策の道筋
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一、本殿拝礼
まずは本殿にて参拝。願いを込めたのち、裏手へと足を向けるべし。
人波離れ、竹の青風が迎えてくれるぞ。 -
二、竹林と小滝
谷筋を進めば湧き水が岩を伝い落ち、小滝となって現れる。
高さ二〜五メートル、苔むす岩からほとばしる清き水は、古の修行場そのもの。
耳を澄ませば、己が心も洗われる思いがする。 -
三、四ツ辻にて絶景を得る
中腹の四ツ辻より眺める京の町並みは、まことに壮観!
東山、比叡山、遠くは大阪の地平まで望めるぞ。 -
四、頂き一ノ峰へ
余力あらば一ノ峰へ。標高二三三メートル、稲荷山の頂に社は鎮まる。
静謐なる社前に立てば、達成感ひとしおにござる。
道程:本殿→裏参道→四ツ辻 約40分/四ツ辻→一ノ峰 約50分。全体で2時間半ほど。
道中の心得
- 雨後は滑りやすし。足元しっかり整えて参るべし。
- 行場は神聖にて、無闇なる喧騒は慎まれよ。
- 夜間は闇深し。必ずや日中に参拝なされよ。
伏見の締めは「京都点心福」にて
山を下りしのち、伏見の地に構える京都点心福へ立ち寄られよ。
職人が一つひとつ手包みする「肉汁焼売」「鬼辛焼売」など、旨み溢れる点心が揃う。
電子レンジで容易に熱々、贈答にも好適な逸品ぞ。
表の賑わいは湯気の立ちのぼり、裏の静けさは旨みの余韻。
伏見の旅路、仕上げは点心福にて――これぞ通の道行きに候!