【奉行版】紫バジル香る海老焼売献立
残暑なお厳しき折、涼やかなる香草「紫バジル」を用い、拙者シュウマイ奉行が一膳を監(み)るといたそう。

主菜:海老焼売 × 紫バジルソース
- 海老焼売 … 6個
- 紫バジル … 5枚
- オリーブオイル … 大さじ2
- レモン果汁 … 小さじ1
- 塩 … ひとつまみ
海老焼売は袋のまま電子レンジにて約2分半、あるいは蒸し器で5分。刻んだバジルにオリーブ油と塩、レモンを合わせソースとし、焼売にたらりとかける。香りは南蛮渡来の新風にして、味わいは京の雅と響き合う。
副菜:賀茂茄子と紫バジルの揚げ浸し
- 賀茂茄子 … 1本
- 出汁 … 200ml
- 薄口醤油 … 小さじ2
- 紫バジル … 2枚
茄子を乱切りにし、素揚げして熱々のまま出汁に浸す。味が馴染みたるところで、細かく刻んだバジルを散らす。油のコクと草の清涼が見事に調和仕る。
汁物:トマトと紫バジルの澄まし椀
- 澄まし出汁 … 300ml
- ミニトマト … 4個
- 紫バジル … 1枚
トマトを湯剥きし、出汁に浮かべる。仕上げに刻みバジルを添えれば、椀の中に夏と秋の境が香り立つ。
ご飯もの:紫バジル香る梅混ぜご飯
- ご飯 … 300g
- 梅干し … 1個
- 紫バジル … 2枚
梅を叩き、刻んだバジルと共にご飯に混ぜ込む。紫蘇に似て、されど異なる風情が口中にひらく。
水菓子:葡萄
- ピオーネ … 1房
最後は大粒の葡萄にて締める。紫の実が、献立全体の色彩を引き締め、余韻を残す。