福福通信|しゅうまい奉行公式ブログ
2025.11.07
霜降から立冬へ|湯気の理にて味わう京都点心福の焼売

霜降から立冬へ──湯気こそ季の道しるべ
霜降の折、夜気はしんと冷え、草葉には露が重く宿り申す。 そして本日十一月七日、いよいよ立冬。 季がゆるりと冬へ傾き始める、静かで凛とした頃合いにござる。
霜降の名残と、立冬の気配
霜降も末になると、京の山々は紅を深め、 伏見の川辺には薄靄が立ち、景色が一段と冴えて見える。 風の音も、どこか鋭さを帯びて参る。
立冬ともなれば、夕暮れは早く、 月影は澄み渡り、空気は一層ひきしまる。 まこと、冬の気が立ちはじめる気配でござる。
湯気が“ご馳走”となる季の理
霜降から立冬へかけてのこの頃は、 外は冷え、空気は乾き、湯気の旨さが際立つ時季。 蒸籠より白く立つ湯気は、朝霜が陽光に溶ける景にも似て、 心身をやわらかにほぐしてくれる。
焼売は、この“湯気の理”がもっとも冴える料理にござる。
焼売五種──冬の入口で旨さを極める
肉汁焼売
豚肉の甘い香りが、冷えた空気にひときわ冴え渡る逸品。
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潔き塩味が素材の甘みを引き立て、冬風と好相性。
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昆布と鰹の香りが、寒さの中でしっとり冴える冬向きの味わい。
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冬の入口は海老の身が締まり、旨みが真価を発揮する頃。
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寒風を吹き飛ばす辛味の一撃。冬支度の頼もしい味方。
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霜降から立冬へ。 季の狭間に漂う静けさは、湯気立つ料理の旨さを際立たせる舞台。 京都点心福の焼売が、皆々の冬支度をやわらかに照らす一品となれば、 これぞ奉行の本望にござる。