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福福通信

2025.07.29

京の夏、万願寺唐辛子の赤と緑が語る 焼売の物語

京の夏、万願寺唐辛子の赤と緑が語る 焼売の物語

 京の夏、照りつける陽に万願寺唐辛子が色づく頃、
拙者、伏見の台所にてこれを手に取り候。

初めは青々と、やがてほんのり黄色みを帯び、
終には真紅に染まりゆくその姿…まことに風情あり。
まさしく京の夏を象徴する、味わい深き野菜にござる。

その万願寺、辛味は穏やか、肉厚で甘みすら感じるゆえ、
焼売との相性、言わずもがな!
冷凍焼売とて、ひと工夫あれば、膳の主役にもなり申す!


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🍳 奉行おすすめ・万願寺アレンジ三品

【一】焼き万願寺と塩焼売の白だし浸し

万願寺唐辛子を直火で焼き、皮をむいて白だしに浸す。
そこへ「塩焼売」を添えれば、暑き日にもやさしい一椀に。

【二】鬼辛焼売と万願寺の山椒炒め

輪切りにした万願寺唐辛子をごま油で炒め、
ほんの少しの実山椒を加えて香り高く仕上げる。
そこへ「鬼辛焼売」を添えれば、辛さと香りの競演!

【三】赤万願寺と海老焼売の酢味噌がけ

赤く色づいた万願寺は、軽く蒸して冷やし、酢味噌と和える。
「海老焼売」を一緒に盛れば、涼やかなる京の夏の膳となる!


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いずれも、焼売は冷凍のままでも美味に仕上がるよう、
工夫に工夫を重ねし「京都点心福」の手練の技の結晶なればこそ。

されば、夏野菜の味と共に、点心の深みを知るというもの!


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万願寺唐辛子が緑から赤へと色づくその様は、
まるで時の移ろいを映す鏡のごとし。

焼売もまた、時代に合わせて姿を変えながら、
それでもなお、職人の手による温もりを宿し続けておる。

今宵の食卓に、ひとさじの京の風情を――
万願寺の彩りと共に、焼売の物語を添えてみては如何かな?

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