福福通信|しゅうまい奉行公式ブログ

2025.10.01

伏見城と京都点心福のご縁

伏見城と京都点心福のご縁
【奉行仕立て】伏見城と京都点心福のご縁

西暦2025年9月30日

伏見城と点心福 ― 奉行の名にかけて

歴史と味を結ぶ、京のご縁の物語

伏見の丘にそびえし城郭は、豊臣の威勢を示すのみならず、もてなしの心を映す舞台でもあった。かの桃山の宴においては、客人を喜ばせる工夫が隅々に至り、器も料理も輝きを放ったと伝わる。――その精神、時を越え、拙者ども「京都点心福」の営みに生きておる。包む技、蒸す技、味をととのえる心、すべて“おもてなし”の延長にござる。


一、伏見の地に息づく“運ぶ力”

昔、伏見は水運の要にて、都と大坂を結び、食と文化を育んだ。いま拙者らは冷凍という術を用い、焼売や餃子を全国津々浦々へと届ける。かつては川筋、いまは冷凍便――伏見の地に受け継がれし“運ぶ力”は姿を変えながらも脈々と生きておるのじゃ。

二、奉行が守る“包む技”

焼売ひとつに込めるは、ただの具材にあらず。国産豚の旨み、京の恵み、そして食卓で交わされる笑顔や会話――それらすべてを包み込むのが拙者らの務め。 「包む」とは「守る」にも通ずる。伏見城代を務めし祖の志を継ぎ、味と安心を守ることこそ、拙者の役目にて候。

三、季節の献立とともに

秋茄子の炙り浸しに生姜をのせ、焼売を主菜に据える。椀には茸と柚子を添え、新米には栗を混ぜる。こうして整う献立は、歴史と旬がひとつに結ばれし京の食卓。――味わいの中に、季節と歴史が同居する瞬間にござる。

秋の小さな献立例:
焼売(主菜)/ 秋茄子の生姜浸し(副菜)/ きのこの澄まし椀(汁)/ 栗の混ぜご飯(ご飯)

四、結び

伏見城の宴より現代の食卓まで、脈々と流れる“もてなし”と“運ぶ力”。拙者ども京都点心福は、奉行の名にかけて、この縁を守り続ける所存。 いざ、皆々様の膳にも、京の点心をお届け仕る!

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