福福通信|しゅうまい奉行公式ブログ

2025.10.31

水菜と鍋専用焼売の御作法|しゃきりで締める冬の膳【京都点心福】

水菜と鍋専用焼売の御作法|しゃきりで締める冬の膳【京都点心福】
水菜と鍋専用焼売の御作法|しゃきりで締める冬の膳【京都点心福】

水菜と鍋専用焼売の御作法
—— しゃきりで締める冬の膳奉行指南

奉行口上
寒気鋭き折、水菜はしゃんと立ち、鍋専用焼売は湯気の内にふっくら膨らむ。 仕上げに水菜をさっと泳がせ、膳に清き息吹を通すが礼にて候。

水菜、季の姿

  • 柔らか、青香ほのか
  • 力漲り、涼の役目
  • 旨み深まり、しなやか
  • しゃきり極まる——鍋の断然たる役目
御作法
一、だしは薄め、品を保つべし
二、焼売を先に湯気でふっくら
三、水菜は根元より葉先、数十呼吸にて引き上げる

口福の次第

  • 先に水菜で口を清め
  • 後に焼売の肉汁を迎え
  • 余韻、静かにひらく

煮崩れ知らず、湯煙の中にて旨味ふくらむ

鍋専用焼売、拝見いたす

“水に立ち、寒に締まる”——冬の青と肉汁、これぞ膳の合戦勝利の術。

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