福福通信|しゅうまい奉行公式ブログ
2025.11.04
伏見の朝、虹かかりし方角に工房を想う|シュウマイ奉行記

伏見の朝、虹かかりし方角に工房を想う
けさの伏見、雨の余韻いまだ残り、風はきりりと引き締まり申した。
立冬を越え、空気は澄み、陽光は刀の刃先の如く冴え渡る刻。
西を望めば、右京の山背の彼方、
わが工房の方角へ**虹ひとすじ**、凛と立ち上がり候。
虹とは、試練の雨を越え、光を得た者にのみ姿を顕す、天のしるし。
点心づくりもまた然り。
餡を練り、皮を整え、蒸籠で時をかけ、
湯気に魂を宿してこそ、旨味は咲き開くもの。
拙者、胸中にこう刻み申した。
**「本日も、ひと包みも疎かにせぬ」**
虹はやがて薄れゆきましたが、志は微塵も揺らぎませぬ。
京の地より、真心と技を込め、皆々様へ点心をお届け仕る。
京都点心福の手包み点心、御覧あれ
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