中華点心の製造代行・ネット販売

新着情報

2025.04.24

【春の朝、相国寺の僧を迎え】京の鐘の音と点心仕込み

穀雨の頃、しとしとと降る春雨に、京の町並みもしっとりと霞む朝――
伏見の厨房に、なんと相国寺のご僧侶が託発にお越しくださいました。

「南無阿弥陀仏」
凛とした声とともに、清々しき気が場を満たし、台所に一服の禅風が流れ込みまする。
春の京には、今もこうして祈りと暮らしが隣り合い、息づいておるのでござるな。


---

【本日の仕込み帖】にんにく餃子 1,400個、塩シュウマイ 450個

本日仕込んだは、にんにく餃子千四百個、塩シュウマイ四百五十個。
にんにく餃子は、国産の香り高きにんにくを用い、力強くも豊かな味わい。ひと口で活気が漲る逸品にて候。

一方、塩シュウマイは余計なものを一切排し、素材の味を極めて引き出す、禅の引き算にも通ずる点心。
まことに、相国寺様の訪れにふさわしき一品となりました。


---

【禅と点心】「一つ一つ、心を込めて」

相国寺の僧が、ぽつりと申されました。

「点心も、坐禅も、ただ座ること、包むことに徹する。その先に、無我があるのですな」

静けさと熱気の入り混じる厨房に、言葉がすとんと落ちました。
職人の手元もまた、ひとつの“道”であると気づかされ申した。


---

【結び】京の春、味の中に禅が宿る

春は、命が芽吹くとき。
わたくしどももまた、一つ一つの点心に、命を吹き込むような心で包み上げておりまする。

相国寺の鐘の音が、今も耳に残っておりまする。
「日々是好日」、それぞれの一日に寄り添う一口を、これからも。

表示:PC