福福通信|京都点心福公式ブログ

2025.10.06

和菓子の技を受け継ぐ焼売|京都点心福

和菓子の技を受け継ぐ焼売|京都点心福
【奉行口上】和菓子の技を受け継ぐ焼売|京都点心福 公式コラム
奉行口上

和菓子の技を受け継ぐ焼売

「包むは技にして、心なり。」――京の手仕事、その極意ここにあり。京都点心福の焼売は、和菓子の技と中華の旨味をひとつに包み込んだ“雅なる点心”にて候。

“包む”は技であり、心。
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  1. 一、包む所作に宿る、美の道
  2. 二、“包む”は祈り、思いやりの形
  3. 三、技の継承、未来への手
  4. 四、奉行口上 ― 結び
  5. 五、販売のご案内

一、包む所作に宿る、美の道

この焼売、ただの中華点心と思うなかれ。皮をのばす指の温度、包みの均整、そして具との調和――いずれも京の和菓子職人が餡を包む“手の理”を受け継いでおるのじゃ。

包むとは、押しつけるにあらず。指先に心を込め、皮が息づくように閉じること。これこそ、京都点心福の職人たちが守る“包みの道”。

二、“包む”は祈り、思いやりの形

古来より、和菓子は季節を包み、心を包むもの。春は桜、秋は月――小さき形にして大きな情緒を宿す。焼売もまた然り。豚肉と野菜、塩と出汁の均衡を図り、旨味という“季節”をひと包みにするのじゃ。

「包む」は即ち「思う」。食す人への祈りが、味わいを円くする――これが奉行の心得にて候。

三、技の継承、未来への手

この焼売、機械では包めぬ。手の温度、皮の柔らかさ、具の呼吸を読み取るのは、人の感覚のみ。職人の指先が、京菓子の流儀と中華の技を結び合わせておる。

ゆえに、一粒ごとに息が宿る。食すとき、人は知らずして“ぬくもり”を感じるのである。

四、奉行口上 ― 結び

「包む」とは、心を形にする技。京の和と中華の魂が出会い、円(まどか)なる焼売が生まれた。月を肴に、この“包む心”を味わわれよ。

五、販売のご案内

京都点心福の焼売は、公式オンラインショップおよび楽天市場にて取り扱い中。全国配送・贈答対応にて候。

蒸籠に並ぶ焼売。湯気が立ち上る様子
湯気の瞬きを捉え、ふっくらと蒸し上がる。

© 2025 京都点心福 / Kyoto Tenshin Fuku | 文責:シュウマイ奉行

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