福福通信|京都点心福公式ブログ

2025.09.24

【奉行記】薬膳献立帖|だし焼売と棗の養生(京都点心福)

【奉行記】薬膳献立帖|だし焼売と棗の養生(京都点心福)

【奉行記】薬膳献立帖|だし焼売と棗の養生

秋分の候、昼夜相半ばにして、身も心も調う佳き時節にござる。
本日はいざ、京都点心福のだし焼売を主菜に据え、棗(なつめ)のやさしき甘みを添えた薬膳の趣にて、一献ととのえ申す。

主菜|だし焼売(京都点心福)

国産豚の旨みに、和だしの香りをきりりと利かせた一口。袋のまま温めても、蒸しても、ふっくら上々。
お好みのたれに、棗の甘酸をひと滴。これぞ養生の妙にて候。

  • 電子レンジ:袋の表示時間どおり温めるのみ。
  • 蒸し器:湯気立ちてより中火で6〜8分。

推奨たれ:醤油小さじ1+黒酢小さじ1+刻み生姜少々。
さらに「棗ソース」を添えれば、味にやさしき余情が生まれ申す。

副菜|棗とクコの実入り 薬膳スープ

気血を補い、身を内より温める一椀。疲れのたまった折にこそ効き目あり。

材料(2〜3人分)

  • 棗(乾)6〜8粒(軽く割り種を外す)・クコの実 大さじ1
  • 鶏もも200g・生姜薄切り3〜4枚・長ねぎ1/2本
  • 水800ml・酒大さじ1・塩小さじ1/2〜

作り方

  1. 鍋に水・鶏肉・生姜・長ねぎ・酒を入れ中火で10分。
  2. 棗とクコの実を加え、弱めの中火で10〜15分。
  3. 塩で調える。好みにより胡椒少々。

飲みもの|棗茶(なつめ茶)

やさしき甘み、心おだやか。食後の一服にて候。

  1. 棗(乾)2〜3粒を粗く刻み、耐熱カップへ。
  2. 熱湯200mlを注ぎ5分蒸らす。生姜や蜂蜜を添えても妙。

甘味|棗酒のやわらかゼリー

余韻は穏やか、寝覚めも軽やか。酒は煮切るが肝要、苦手の向きは林檎ジュースにて代用可。

  • 棗酒150ml(または林檎ジュース+刻み棗)・水150ml
  • 砂糖小さじ2・粉ゼラチン5g
  1. 水を温め砂糖とゼラチンを溶かす。
  2. 粗熱を取り棗酒を合わせ、器に流して冷やし固める。
  3. 刻み棗をあしらい仕上げ。

アレンジ|だし焼売に合う「棗ソース」

材料:刻み棗2粒・黒酢小さじ2・醤油小さじ1・湯小さじ2

混ぜ合わせるのみ。酸味にやわらかき甘み加わり、旨みふくらむこと山のごとし。

※棗・クコの実は体質により適不適あり。ご持病や服薬中の方は、医師に相談のうえお召し上がりくだされ。