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2025.12.03
晩秋より初冬にかけ咲く茶の花。その多寡が示す木の体調と自然の兆しを、奉行の目にて解説。さらに点心と調和する焼売専用茶の妙味について記す覚書
2025.12.01
京都点心福の鬼辛焼売には、辛さの奥にふわっと広がる“陳皮”の香りが潜んでいます。辛さと旨みを立たせる隠れた名脇役・陳皮の魅力を丁寧に解説します。
京都・伏見の地に、突如として現れた時代劇さながらの男──
その名は「しゅうまい奉行」。
中華点心に命を懸け、今日も焼売の真理を求めて邁進するその姿は、
まるで江戸からタイムスリップしてきたかのよう。
京の都と現代が交錯する、
不思議でちょっとユーモラスな点心物語の幕が上がります。
「シュウマイ奉行」と聞けば、誰しも“しゅうまい”を思い浮かべるかもしれません。
しかし──京都点心福が誇るのは、それだけにあらず。
春巻、水餃子、大根餅、えびネギ饅頭……
職人が一つずつ丁寧に包み上げる京点心の世界は、まさに多彩な味の玉手箱。
第二章では、奉行自らが選び抜いた「京都の点心逸品」をご紹介します。
京都点心福では、京都の工房で一つずつ手包みした点心を
冷凍のまま、全国へ直送・通販しております。
焼売・餃子・春巻・饅頭など、種類豊富な品揃えで、
ご自宅用はもちろん、大切な方へのギフトにもぴったり。
この章では、お取り寄せの流れや、便利なセット商品の魅力をご紹介します。
全国の飲食店様・惣菜専門店様・ギフト事業者様へ
京都点心福では、業務用点心のご提供やOEM製造のご相談を承っております。
シュウマイ奉行の名のもと、
小ロット・完全個包装・オリジナル開発など柔軟に対応。
御社のこだわりを職人の技で形にいたします。
仕入れや商品企画でお困りの際は、
どうぞお気軽に「京都点心福」までご相談ください。
奉行と呼ばれる以前──その者は20年余り、中華料理の世界を渡り歩いてきた職人であった。
若き日にはホテルの厨房で腕を磨き、偶然の配属で点心部門へ。
上海料理を基礎に、香港出身の点心師から本場仕込みの技を学び、さらには四川系の巨匠のもとで、辛味の扱いや技術の奥義をも会得。
帰京後は、北京料理や日本独自に進化した広東料理にも身を投じ、中華四大系統すべてを実践的に体得するに至ったのである。

その名を「奉行」と名乗るのには訳がある。
シュウマイ奉行の17代前の祖先は、江戸初期の名奉行・板倉勝重──
大岡越前のモデルにもなった、初代・京都所司代である。
正義を重んじ、民の暮らしを思いやる血が、今も脈々と受け継がれている。


2025.05.17

五月の候、伏見の地にも梅雨の走りを思わせるような、静かなる雨が降りしきる一日となり申した。
このたびは、琵琶湖疏水沿いに咲き誇る薔薇の花を目にし、つい一句したためた次第にござる。
> 雨の香に 咲いては濡れる 薔薇の色
映す三刻 滴に込めて
時に五月十三日。朝よりしとしとと雨が降り、空は一面の鈍色ながらも、まるで薄墨を流したかのような美しき静けさが街を包んでおった。
疏水のほとりには、赤や桃、薄紫といった多種多様な薔薇が見事に咲き揃い、雨粒に濡れてはなお艶やか。あたかも天の雫を装飾に添えたかのごとく、その姿は気品に満ちておる。
薔薇と申せば、西洋の象徴のように思われがちではあるが、ここ京都の地に咲くとなればまた格別。和の景色に溶け込み、疏水の静かな流れと共鳴する様は、まことに雅。
さて、昨日はこの静謐なる景色とともに、我ら「京都点心福」の志を映すべく、三刻(約三時間)にわたり動画の撮影を敢行いたした。
屋外と屋内を行き来し、点心作りの所作、工房の空気感、そして何より「仕込みに宿る魂」をお伝えすべく、寸分の妥協なく取り組んだ撮影であった。雨音を背景に、手を動かし、心を込めて包む焼売。蒸気立ちのぼる蒸籠の奥に、ただ熱と技と、誠意が宿る。
表に見えるのは、たったひとつの点心。しかしその裏に込められた工程、想い、練習の積み重ね――それらを、映像というかたちで届ける意義の重さを、改めて感じさせられた日でもあった。
撮影の最中、ふと休憩の折に外を眺めれば、雨に濡れながらも凛と咲く薔薇の姿が目に映る。あの一本一本にも、それぞれの育ちがあり、土に根を張り、風雨に耐え、やがて花ひらくのだと思えば、我らが作る点心とどこか通じるものを感じずにはおれぬ。
見えぬ努力を重ねてこそ、真の美しさが生まれる。これは花にも、職にも、人生にも通ずる道理にござろう。
今後、編集を経てこの映像が皆々に届くことを楽しみにしつつ、また一歩、よりよき点心を目指して邁進する所存にて候。
さあ、次なる撮影もまた、晴れの日もあらば雨の日もあろう。しかしいずれの空模様であっても、我らが信じる道のりに迷いなし。
雨に濡れし薔薇の色も、三刻の映像も、その一瞬一瞬が尊きものであると心に刻み、明日もまた、心静かに、誠を込めて包み続ける所存。
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