【だし焼売 レシピ】奉行直伝!京のだし焼売と山形の「だし」で整う夏の献立
拙者、シュウマイ奉行と申す。今日は「だし焼売」を主菜に据え、山形の「だし」と組み合わせた夏の献立を指南いたそう。祇園祭の胡瓜断ちや祇園旦那衆の逸話も交え、東西の“だし合戦”をご覧あれ!
一、祇園祭と胡瓜断ち──旦那衆の逸話
京の夏を彩る祇園祭には「胡瓜断ち」という風習がある。胡瓜の切り口が八坂神社の神紋「三つ巴」に似るゆえ、祭礼の間は食さぬのである。
かつて拙者が勤めていた祇園の中華料理店の旦那衆も、胡瓜を大いに嫌っておった。常に胡瓜断ちをしておるがごとき姿は、まさに一年中祭を生きる男よのう。思い出すだに笑みがこぼれる逸話にござる。
二、東北の「だし」と京の「だし焼売」
東北・山形に伝わる「だし」は、胡瓜や茄子、茗荷、大葉を細かく刻み、昆布や醤油で和えた夏の妙味。ご飯にのせて良し、豆腐にかけても良し、涼やかな一品にござる。
一方、京都点心福のだし焼売は、昆布と鰹の旨みをぎゅっと包んだ和の焼売。同じ「だし」の名を冠しながら、東西で趣は異なる。これを一堂に並べれば、旨味と清涼感の競演──まさに“だし合戦”よ!
三、奉行流 夏の献立
主菜:だし焼売(京都点心福)
昆布と鰹の旨みがしみじみ広がる焼売。温めるだけで、膳の中心を飾る一品にござる。
副菜:賀茂なすの揚げ浸し
丸々とした賀茂なすを揚げ浸しに。冷やして供すれば、とろける食感がだし焼売の旨みを引き立てる。
汁物:胡瓜と湯葉の冷やし白味噌汁
京白味噌に胡瓜と湯葉を浮かべ、冷たく仕立てた一椀。暑気払いに最適にござる。
小鉢:山形風「だし」
刻んだ胡瓜・茄子・茗荷・大葉を昆布醤油で和えた涼味。ご飯にかけても格別。
ご飯物:だしのせ冷やご飯
冷ましたご飯に山形のだしをたっぷりのせる。焼売の後の〆にぴったり。
四、だし焼売 レシピ(奉行流の手ほどき)
- 温め:袋のまま電子レンジで加熱し、1分ほど蒸らす。
- 盛り付け:白皿に間隔をあけて並べ、湯気の立つうちに食すべし。
- 添え:酢やおろし生姜を少量添えると、味が冴える。
だし焼売は旨味が強いゆえ、濃いタレよりも香りや酸味で引き立てるのが肝要でござる。
五、だし焼売の入手はこちら
京のだし焼売は、楽天市場と公式ショップにて求められる。お好みの場にてお選びくだされ。
六、奉行の総評
「京のだし焼売と山形のだし──名は同じにて趣は異なる。両者を一膳に揃えれば、旨味と涼味が織りなす妙なる縁組。これぞ夏を征する食の工夫にござる!」