伏見の朝、虹かかりし方角に工房を想う
けさの伏見の空、雨の気いまだ残り、風は冴えわたっておった。
立冬を越え、空気は刀のごとく澄み、町家の瓦も朝光にきらめく頃合い。
ふと西を望めば──右京の山背(やましろ)の彼方、
われらが工房の方角へ、**虹ひとすじ、凛として立つ**。
虹とは、雨をくぐり、光を受けし者のみが得る褒美。
点心づくりもまた同じ。
手間を惜しまず、蒸籠に祈り、湯気に真心を託してこそ、
旨みが花開くものにて候。
あの虹を見届けた瞬間、胸中に静かに燃え立つものあり。
「本日も、手を抜かず、ひと包み、またひと包み」
そう心に刻み申した。
虹はほどなく薄れゆき、空は清し。
されど誓いは揺らがぬ。
京の地より、職人の技と心、今日も皆々様へお届け仕る。
京都点心福の手包み点心、御覧あれ
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