📞090-5041-9130
作業中は出れない時があります。
メールでのお問い合わせは下記の項目より
お気軽にお問い合わせください。
※は必須項目になります。
2025.10.29
霜降のころ、河原を黄金に染める背高泡立草(セイタカアワダチソウ)。拙者・シュウマイ奉行が、ハーブ・染め・飾り・蜜源・緑肥の五つの活かし処を、古式ゆかしくも実用的に指南仕る。締めくくりに“点心39点セット”への道筋も用意。
2025.10.28
秋風とともに香り立つ、栗と銀杏の焼売。京都点心福・シュウマイ奉行が届ける季節の点心。所有権の小噺も添えた、秋の味わい読み物でござる。
京都・伏見の地に、突如として現れた時代劇さながらの男──
その名は「しゅうまい奉行」。
中華点心に命を懸け、今日も焼売の真理を求めて邁進するその姿は、
まるで江戸からタイムスリップしてきたかのよう。
京の都と現代が交錯する、
不思議でちょっとユーモラスな点心物語の幕が上がります。
「シュウマイ奉行」と聞けば、誰しも“しゅうまい”を思い浮かべるかもしれません。
しかし──京都点心福が誇るのは、それだけにあらず。
春巻、水餃子、大根餅、えびネギ饅頭……
職人が一つずつ丁寧に包み上げる京点心の世界は、まさに多彩な味の玉手箱。
第二章では、奉行自らが選び抜いた「京都の点心逸品」をご紹介します。
京都点心福では、京都の工房で一つずつ手包みした点心を
冷凍のまま、全国へ直送しております。
焼売・餃子・春巻・饅頭など、種類豊富な品揃えで、
ご自宅用はもちろん、大切な方へのギフトにもぴったり。
この章では、お取り寄せの流れや、便利なセット商品の魅力をご紹介します。
全国の飲食店様・惣菜専門店様・ギフト事業者様へ
京都点心福では、業務用点心のご提供やOEM製造のご相談を承っております。
シュウマイ奉行の名のもと、
小ロット・完全個包装・オリジナル開発など柔軟に対応。
御社のこだわりを職人の技で形にいたします。
仕入れや商品企画でお困りの際は、
どうぞお気軽に「京都点心福」までご相談ください。
奉行と呼ばれる以前──その者は20年余り、中華料理の世界を渡り歩いてきた職人であった。
若き日にはホテルの厨房で腕を磨き、偶然の配属で点心部門へ。
上海料理を基礎に、香港出身の点心師から本場仕込みの技を学び、さらには四川系の巨匠のもとで、辛味の扱いや技術の奥義をも会得。
帰京後は、北京料理や日本独自に進化した広東料理にも身を投じ、中華四大系統すべてを実践的に体得するに至ったのである。

その名を「奉行」と名乗るのには訳がある。
シュウマイ奉行の17代前の祖先は、江戸初期の名奉行・板倉勝重──
大岡越前のモデルにもなった、初代・京都所司代である。
正義を重んじ、民の暮らしを思いやる血が、今も脈々と受け継がれている。


2025.08.19

──シュウマイ奉行、涼を食卓に招くの巻──
暑気きびしき折、道すがらふと目にとまったは、まばゆきほどの青き花。
名を「サルビア・パテンス」と申す。別名「ゲンチアナセージ」。
その青、まるで夏空をそのまま閉じ込めたごとく清らかにして涼しきこと、風鈴の音色にも似たりけり。
この花、ただ見て愛でるに留まらず、香りの妙にて台所にて力を発揮すると聞きつけ、
拙者、シュウマイ奉行として黙してはおられなんだ。
「セージ(Sage)」とは、ラテン語の「Salvare(救う)」を語源とし、
古のギリシャ・ローマにては万病に効く聖なる草として重宝されしハーブなり。
さればこそ西洋にては「五月にセージを食せば長生きできる」との諺も伝わるほど。
また、豚肉の臭み消しにも用いられ、その香り高き力ゆえ、
豚肉料理の代表格たるソーセージの名の由来にさえなっておる。
…ん? 豚肉にセージ?
――これはまさしく、焼売と香りの邂逅ではござらぬか!
されど拙者、申しておく。
焼売はそのままの姿こそ至高。
あんにセージを混ぜては、風味が西洋に寄りすぎ申す。
中華点心としての誇りを損じることなきよう、セージは“脇に徹す”が肝要にて候。
そこで拙者、考えを巡らせた末に生まれたのが、この一品。
『パテンスとセージのハーブ塩』。
青き花 涼風まねく パテンスや
セージの香り 食卓の彩
この句と共に、Instagramにて披露いたした次第。
《材料》
《手順》
一口目はそのまま、二口目はハーブ塩にて。変化の妙をお楽しみあれ。
拙者が申すに、焼売とは形こそ小ぶりなれど、広き世界を包むもの。
和洋の知恵をうまくあしらい、香りを添えることで、
一層の「雅(みやび)」と「深み」を引き出せましょう。
「薬味は己を主張せず、肴を引き立てるが真の役目」
セージもまたしかり。
主役を張らず、ただ寄り添い、
焼売の美味しさを後押しする、隠れた功労者でござる。
🌿 青き花を眺めつつ、セージ香る塩で一献。
この夏、涼を招く点心の趣向──お試しあれ。
🌿 青き花を眺めつつ、セージ香る塩で一献。
この夏、涼を招く点心の趣向──お試しあれ。