2025.07.30
🍃其の一:紫蘇の由来、知っておるか?
古き唐土の故事によれば――
病に倒れた者、薬石効なく絶望の淵にあったが、ある紫の葉を食したところ、見事に快復。
その霊妙なる葉を「紫蘇」と名づけたとか。
現代では、その効能、香り成分「ペリルアルデヒド」による抗菌・防腐の力。
夏場の刺身に添えられる所以よ!
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🍁其の二:赤と青、違いの沙汰!
では聞こう、そちに問う――
赤紫蘇と青紫蘇の違い、心得ておるか?
赤紫蘇は両面ともに紅を帯び、梅干しや漬物の色付け役。
しば漬けもこの赤の力がなければ、あの艶やかなる紅には染まらぬ。
青紫蘇は、いわゆる大葉。
香りが高く、生食にもよし。手巻き寿司や冷奴に欠かせぬ存在じゃ。
同じ“シソ科”とて、使い分けひとつで膳の格が変わる。心得ておくがよい!
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🔍其の三:紫蘇クイズでござる!
問うぞ!
紫蘇の香り成分「ペリルアルデヒド」は、なぜ夏に重宝されるのか?
答えは――
防腐作用と抗菌力によって、傷みやすい魚や肉の安全を守るためじゃ。
これぞ“自然の薬味”たる所以!
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🍽其の四:紫蘇 × 点心の妙なる膳
赤紫蘇は、梅酢にて染めれば梅干しに魂を宿らせる。
さらに煮出して「赤紫蘇ジュース」とすれば、夏の疲れを吹き飛ばす一服となる!
そして何より、刻んだ青紫蘇をタレに混ぜ、京都点心福の焼売や餃子に添えるがよい。
香りと清涼が加わり、五彩盛りも一層引き立つ。
とりわけ「塩焼売」や「だし焼売」との相性、まさに名刀の如き切れ味ぞ。
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🎐結びの一句:
> 紫蘇の葉に 香りまとうて 焼売舞う