【奉行仕立て】赤伏見唐辛子を添えた焼売献立
― 秋の香、緋の彩りにて候 ―
一、京の秋、伏見唐辛子の熟れ香
伏見唐辛子と申すは、古より京都伏見にて育まれし京野菜にて候。
若き青き折は香り爽やかに、熟すれば緋に染まり、味まろやかに変じまする。
これを焼けば、皮はしんなりと甘香を放ち、秋風のごとくやさしく口を包みまする。
二、だし焼売との取り合わせ
京都点心福の「だし焼売」は、国産豚と昆布・鰹のだしを合わせ、職人が一つずつ手包みにて仕立てた逸品。
この焼売に赤伏見唐辛子の焼きびたしを添えれば、香と味が響き合い、湯気の向こうに秋の雅が立ちのぼりまする。
まことに“緋と金”の調和、京の秋そのものでござる。
三、用意する品(二人前)
- だし焼売(京都点心福)…… 4個
- 赤伏見唐辛子…… 4本
- ごま油…… 小さじ1
- だし汁(昆布+鰹)…… 100ml
- 薄口しょうゆ…… 小さじ1
- みりん…… 小さじ1
- しめじ…… 50g
- 木綿豆腐…… 100g
- 白すりごま…… 大さじ1
- 湯葉…… 適量
- 白味噌汁(なめこ・三つ葉入り)…… 2杯分
- 栗と黒豆の炊き込みご飯…… 茶碗2杯分
- 壬生菜漬け…… 少々
四、調理の手順
- 赤伏見唐辛子の焼きびたし:
唐辛子はヘタを落とし、竹串で数か所穴を開ける。ごま油を熱した鍋で全体を焼き、うっすら焦げ目をつけ申す。
小鍋にだし汁・薄口しょうゆ・みりんを合わせ、ひと煮立ちしたところへ焼いた唐辛子を浸し、十数分置いて味を含ませる。 - だし焼売の温め:
冷凍のまま袋ごと電子レンジ(500W)で約2分半、もしくは蒸籠にて6分蒸すべし。
湯気が立ち上り、皮がふっくらとしたら出来上がりでござる。 - 副菜・白和え:
しめじをゆでて水気を切り、湯葉を加える。
木綿豆腐を裏ごしして白すりごまと混ぜ、軽く塩を加えて和える。 - 盛り付け:
器に焼売を盛り、赤伏見の焼きびたしをそっと添える。
白和え、汁物、炊き込みご飯を並べれば、“秋の京の一膳”ここに完成。
緋の唐辛子と黄金の焼売、翠の三つ葉――まさしく秋色の三重奏。
食せば、だしの旨味と唐辛子の甘香が口の中で寄り添い、京の秋がよみがえりまする。
五、オンラインにてお求めの儀
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