📞090-5041-9130
作業中は出れない時があります。
メールでのお問い合わせは下記の項目より
お気軽にお問い合わせください。
※は必須項目になります。
2025.12.16
京都点心福の公式ブログ「福福通信」。焼売・餃子をはじめとする中華点心のお取り寄せ情報や、新商品・季節の献立・OEM製造事例などをお届けします。京都から全国へ“点心の今”を発信中。
2025.12.09
小さな点心は、姫林檎のように愛らしく、一粒に旨みと心遣いが凝縮されています。京都点心福の手包み点心は、少量でも満足できる贅沢な味わい。
京都・伏見の地に、突如として現れた時代劇さながらの男──
その名は「しゅうまい奉行」。
中華点心に命を懸け、今日も焼売の真理を求めて邁進するその姿は、
まるで江戸からタイムスリップしてきたかのよう。
京の都と現代が交錯する、
不思議でちょっとユーモラスな点心物語の幕が上がります。
「シュウマイ奉行」と聞けば、誰しも“しゅうまい”を思い浮かべるかもしれません。
しかし──京都点心福が誇るのは、それだけにあらず。
春巻、水餃子、大根餅、えびネギ饅頭……
職人が一つずつ丁寧に包み上げる京点心の世界は、まさに多彩な味の玉手箱。
第二章では、奉行自らが選び抜いた「京都の点心逸品」をご紹介します。
京都点心福では、京都の工房で一つずつ手包みした点心を
冷凍のまま、全国へ直送・通販しております。
焼売・餃子・春巻・饅頭など、種類豊富な品揃えで、
ご自宅用はもちろん、大切な方へのギフトにもぴったり。
この章では、お取り寄せの流れや、便利なセット商品の魅力をご紹介します。
全国の飲食店様・惣菜専門店様・ギフト事業者様へ
京都点心福では、業務用点心のご提供やOEM製造のご相談を承っております。
シュウマイ奉行の名のもと、
小ロット・完全個包装・オリジナル開発など柔軟に対応。
御社のこだわりを職人の技で形にいたします。
仕入れや商品企画でお困りの際は、
どうぞお気軽に「京都点心福」までご相談ください。
奉行と呼ばれる以前──その者は20年余り、中華料理の世界を渡り歩いてきた職人であった。
若き日にはホテルの厨房で腕を磨き、偶然の配属で点心部門へ。
上海料理を基礎に、香港出身の点心師から本場仕込みの技を学び、さらには四川系の巨匠のもとで、辛味の扱いや技術の奥義をも会得。
帰京後は、北京料理や日本独自に進化した広東料理にも身を投じ、中華四大系統すべてを実践的に体得するに至ったのである。

その名を「奉行」と名乗るのには訳がある。
シュウマイ奉行の17代前の祖先は、江戸初期の名奉行・板倉勝重──
大岡越前のモデルにもなった、初代・京都所司代である。
正義を重んじ、民の暮らしを思いやる血が、今も脈々と受け継がれている。


2025.11.17

八幡は上津屋の地に架かる「流れ橋」。 木津川に身を預けるがごときこの長橋は、増水の折には桁を流す造り―― まさに自然と共に生きる民の知恵が息づく“いぶし銀”の橋にござる。
拙者がここを訪れるたび、妙に胸の奥底がざわつく理由がござってな。 それというのも、この地こそ長きにわたり時代劇の撮影に用いられ、 殊に『大岡越前』の名場面を数多く支えた場所ゆえに候。
さて――おぬしも既にご存じのとおり、 拙者シュウマイ奉行の先祖、板倉勝重公は、 のちの「大岡越前」の人物像の礎とも称される御方。 京都所司代として理非を正し、民に寄り添い、 “公正無私の裁き”をもって鳴らした名奉行にて候。
その勝重公の志が、時を経て大岡忠相へ、 そしてさらに時代劇として流れ橋へとつながり、 さらには拙者のような一介の点心職人にまで届いているとは、 まこと因果なことよと、川風に吹かれながら思いを深めるのでござる。
立冬を越えた木津川べりには、朝靄が薄く流れ、 陽光が差すと橋板が白く輝き、 枯れススキが風に揺れて物の哀れを誘う。 まさに時代劇そのままの景色にて、一歩歩むたびに 勝重公の面影がふっと脳裏をよぎるのでござる。
旅の折には、温かき点心を携え、 湯気の立つ焼売をひとつ頬張れば、 川霧の冷たさもまた心地よい“冬の贅”に早変わり。 京都点心福のだし焼売や肉汁焼売など、 素朴なる橋の景色によく似合うでござる。